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約束(小説)
大神オキカイサイト、あいてん
平平良様の小さいオキクルミとカイポクに影響うけまして、
オキクルミとカイポクの過去をネタに
話つくっちゃいました。

今回は、大神カムイ編クリアしてること前提で
お願いします(・◇・)





時はさかのぼる。
それは小さな約束。


「カイポクっていうんだ、仲良くしてやってくれ」
トゥスクルの後ろに隠れるようにして、
ちらっとこっちに顔を出すと、俺と目があった。
じっとこっちをみて、にぱっと笑った顔が
心をあったかくして、はじめてあった少女のことが、
可愛いと思ったんだ。


いつもころころ表情が変わって、
急に怒りだしたら、急に笑いだすし、
いつも少女のまわりは明るかった。

「おーい、オキクルミ」
・・・
「オキクルミってばー」
・・・
「オキクルミッ!」
バコっ

急な激痛、変な音。勢いでお面がはずれる。
殴られたと気が付いて、そっちの方向をみると、
自分と大差ない身長の少年、
幼馴染にサマイクル小さい木剣を持って立っていた。
「何をするんだよ、サマイクル」
「何をするんだじゃないよ、ぼーっと余所見してたくせに」
サマイクルは剣を自分の前に見せて、
はぁとため息をつくと自分のお面をずらした。

「せっかく剣の練習してるのに、
 オキクルミはトゥスクル達のほうばっかみてるし、
 女の子と遊びたいのか?」
サマイクルの言い分に少しむっとしつつ、
カイポクに見惚れていたのは事実なので、
「そんなわけないだろっ、剣の練習やるぞ!」
「うわっ、急にかかってくるのは卑怯だろっ!」
照れ隠しにサマイクルに不意打ちをかけて、
気を紛らわした。


ある時、ケムシリ爺にお使いをたのまれた。
ちょっと近くの森に薬草を取りに行くだけだ。
子供同士でいったこともあるから、危険な場所でもない。
ケムシリ爺は怒らせるとこわいので、
素直にお使いに向かった。


森について、薬草をさがしてみると
なかなか見つからない。
「いつもならすぐ見つかる薬草なのに・・・」
仕方ないので、少し奥まではいってみた。
しばらく歩いてみると、急に開けた場所にでた。
まぶしくて一瞬目をとじてしまう。
そして聞こえてくる鼻歌。
幼い声、その声は聞き覚えがある。
閉じていた目を開けると、そこには森の隙間から光をあびて、
小さな花畑にうずくまって
花冠を作っているお面をはずしたカイポクがいた。

思わずその場にいきたくて、立ち止まってた足を一歩動かした。
びくっと肩が動くと、恐る恐るカイポクがこっちに振り向く。

「・・・あ、オキクルミ?」
「よぉ・・・」
「びっくりしたぁ、ケムラムが出てきたのかと思った」
カイポクは立ち上がって、小走りにオキクルミに近づくと
上目遣いでにっこりと笑った。
「こんなところで何してるの?」
カイポクはオキクルミの手にもっている籠をのぞいて、
不思議そうにオキクルミを見つめる。
「ケムシリ爺にたのまれて、薬草を探しにきてみつからなくて。
 そんなカイポクこそこんなところで一人であそんでるのか?
 トゥスクルは?」
「今日はトゥスクル、サマイクルと用事があるんだって。
 それでここに遊びに来たの」
そういうと、花畑の真ん中に躍り出て、オキクルミに振り返る。

「ここはね、
 カイポクのおとーさんとおかーさんの秘密の場所なんだって」
「秘密の場所?」
「うん。カイポクが生まれる前によくあそびに来てたんだって。
 それでおかーさんにおとーさんには内緒で教えてもらったの」
「へぇー・・・確かに少し奥にこないと気づかないな、ここは」
「でしょ?」
カイポクは楽しそうにふふふと笑う。でも何かにきづいたのか、
オキクルミを少し申し訳なさそうにみると、
服の裾をいじりながらつぶやいた。
「でも、オキクルミにばれちゃったから
 秘密の場所じゃなくなったかなぁ?」

ここにきたことでまさか、カイポクにこんな顔をさせるとは、
少し立ち去ればよかったかと考える。
自分の中で、解決策はないかと考えて、
はっと気がついた。

「なぁ、カイポク。ここを俺とカイポクの秘密の場所にしないか?」
「え?」
沈んでいた顔が驚きに変わる。本当によく表情のかわる少女だ。
「ここの事は、俺は誰にも言わない。
 知ってるのはカイポクと俺だけだ。
 そうすると誰にも知られることはないだろ?」
「誰にもいわない?」
「誰にもいわないよ」
信じてもらうために、自分もお面をはずして目線をあわせる。
「カイポクに誓って、誰にも言わない」
「それじゃ、カイポクもオキクルミに誓って誰にも言わない」
「約束」
カイポクから小さな小指がだされて、
おそるおそる同じように小指をつないだ。
たったそれだけの事なのに、カイポクは凄く嬉しそうに笑ったから、
胸がどきどきして、幸せな気分になった。
小さな小さな約束。



数年後・・・

「カイポク、こんな所にいたのか」

カイポクも自分も大きくなって、
この場所に近づくことは少なくなった。
けれど、この花畑は今でも綺麗に花がさいている。
「ここは光が当たるから薬草もたくさんあるからね。
それに思い出の場所だから」
カイポクは自分の籠の中の薬草をみせる。
「それなら、多少怪我してもカイポクが薬草届けてくれるんだな」
そういうと、長いカイポクの髪にそっとふれる。
「怪我すること前提で話してどうするんだい。」
カイポクは照れながら自分の手から髪をもどす。
相変わらず感情の起伏がはげしい。小さい頃のままだ。
お面越しに笑うと気配でばれたのか、
ぷくーと頬を膨らますと、
「そんなこと言うオキクルミには、ご飯食べさせてあげないんだから」
そして怒りながら森の出口に向かい出してしまう。
そんなカイポクの後姿をみて、
今後のご機嫌をどうとろうかと考えながら
カイポクの後を追いかけたのだった。

幼き頃の思い出。
小さな約束を俺は忘れることはないだろう。






■■■あとがき■■■

今回は小さいオキクルミ一人称語り。
オキクルミははじめてあったカイポクに一目惚れの方向で。

カイポクはまだ認識してないと、なおいい(*´Д`*)

小さいので、カイポクの一人称は「私」ではなく「カイポク」と
自分の名前呼ばせてます。
小さい子が言うには可愛いですから。

ここまで読んでくれた方ありがとうです^^


※こちらの小説は、あいてんの平良様へ
一周年記念にプレゼントさせていただきました!

平良さまだけ保存&持ち帰りOKです~^^

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